「いぶきキッズクラブ宮城野」開設の目的と意義に関しまして記します。
当キッズクラブを運営してするいぶき合同会社は、社会的課題を解消するために、その代表がサラリーマン生活38年の定年後に起業したソーシャルビジネスの会社です。
2018年4月に仙台市宮城野区に内閣府の企業主導型保育事業に則り生後2か月~就学前5歳の児童をお預かする「いぶき保育園宮城野」を運営しております。
待機児童解消を図り仕事と子育てとの両立を支援するのが目的で開園いたしました。

いぶき保育園宮城野は一人ひとりの個性に寄り添い未知の力を引き出しながら一緒に成長を喜びあう保育園です。
お陰様で順調に園児が増え、最近は入園をお断りするクラスも出てきております。
振り返れば、2020年は、コロナに振り回された年だったとよく言われますが、その通りであったと思います。
コロナ禍の影響によって、社会を取り巻く環境は大きく変わったと認識しております。そうした緊急事態下においても簡単にストップするわけにはいかない仕事に
従事する人々、主に医療・福祉、農業、小売・販売、通信、公共交通機関など、社会生活を支える仕事をしている方々のことを敬意をこめて、
最近は「エッセンシャルワーカー」と呼んでおります。
たとえば、医療・福祉の分野では、医師や看護師、介護士などが人々の生命や健康の維持に努めています。
また、小売・販売の分野では、スーパーやコンビニなどに生活に必要な日用品が届けられ、公共交通機関では、仕事や病院などに向かうために利用する
電車やバスの運転手や駅員などの職員によって、滞りなく運営されています。
新型コロナウイルス感染症の影響によって、全体の求人は減っている傾向にありますが、エッセンシャルワーカーに対する需要は増加しています。
現在、「いぶき保育園宮城野」においてエッセンシャルワーカーのお子様を多数お預かりしております。
身近なところで私たちの生活を支えていますエッセンシャルワーカーのお子様をお預かりしています。我々も社会貢献の一端を担っていると自負しております。
しかしながら、エッセンシャルワーカーの方の業務は、日祝関係ない勤務、また勤務シフトは早番もあれば遅番もあります。
エッセンシャルワーカーの保護者の方からは、閉園時間に間に合わないので、祖母にお迎えをしてもらいます。日祝は別な保育園に一時預かりをお願いしています。
ご兄弟のいる保護者の方からは、児童館の学童と両方のお迎えは、時間の余裕がなく大変というような声を聞くにつけ、現在運営している保育園の開所時間、開所
日数では、開園目的の仕事と子育ての両立を支援するには、まだまだ非力であることを痛感させられた2020年でもありました。

一年半前より開設準備しておりました、民間児童クラブ「いぶきキッズクラブ宮城野」は2020年8月に仙台市へ事業開始届を提出受領いただき2021年4月に開設致します。
コロナ終息に向けて、小社が担うことのできる役割は何なのか、企業として何がきるか改めて、その存在意義、方向性、目的が問われる年でもあります。
このようなことを踏まえ、本年以降は土日も関係なく仕事に従事されるエッセンシャルワーカーの方でも、仕事と子育ての両立を支える企業・保育園・児童クラブとして、一つ、一つ課題を克服し提供できるサービスを充実させて参ります。